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テニスとビジネス、お金の話02 バスケやゴルフと比較

USOpen2015_Wilson.jpg
ウィルソンブース@全米オープン2015(文章の内容とは直接関係ありません)


前回、最近思っていた事をいきなり書き始めてみました。「大不足している選手紹介」ってタイトルにしましたが、どう考えても「大不足している選手の露出」ですよね。。言葉の選択がひどかったですね。でも書き始めるきっかけになってよかったです。

その記事に「テニスというプロスポーツビジネスは、他のスポーツに比べて大失敗している」と書いてその部分は流してしまいましたが、今回はそう思う理由について書こうと思います。と書くほど難しい話じゃないんですけどね。

もちろんテニスはスポーツとして世界中で老若男女に楽しまれていて、普及という意味ではかなり成功していると思います。ただ、今回のポイントはタイトル通り「テニスとビジネス」、つまりプロスポーツビジネスとしての話です。

その中で成功、失敗といったら、それはどれだけ観られているかではなくて、どれだけお金が儲かって循環しているか、という部分です。テニスが大失敗していると書いたのは、全く儲かるプロスポーツビジネスになっていない、ということです。

世界でテニスと同様普及しているスポーツの一つにバスケットボールがあります。その最高峰とも言えるプロリーグはアメリカのNBAです。NBAには全部で30チームあって各チームには15人登録されています。つまりNBA選手は全部で450人毎年存在するわけです。そして、その選手の給料は最低額がルールで決まっていて、一番低くて1年目の選手の最低額が$507,336となっています。今日のレートで6千127万円です。

かたやATP450位の選手(記事時点)の賞金獲得額はシングルスの$10,200とダブルスの$2,440で合計$12,640、日本円で152万円程度です。今年はまだ続きますが、大体の額は予想がつきます。テニスの場合はもちろんここから、コーチや練習場所、移動交通滞在などの経費が出ますからね。スポンサーは各個人で違うのでなんとも言えませんが、仮に300位の選手だったとしても、年間数千万円くれるスポンサーはそうそういないでしょう。

これはもはやプロスポーツではなく、アマチュアスポーツのレベルですよね。テニスというプロスポーツが大失敗している理由はもう十分伝わるんじゃないかと思います。


NBAはチームスポーツなので、個人プロスポーツの代表の一つゴルフと比較してみます。プロゴルフを殆どみないボクはツアーやランキングのシステムをよくわかっていないんですが、調べた限りではこの Official World Golf Ranking というのが総括してそうです。ただ、残念ながらここに獲得賞金額は書いていないので、調べやすかった日本人選手をみてみました。

この記事の時点でランキング442位の重永亜斗夢(あとむ)選手です。日本ツアーを回っている選手のようですが、リンクしたページにある今年の獲得賞金を合計すると2,153万円です。

つまりゴルフと比べてもテニスは1/10とうことです。常識的に考えて、様々な経費や家族の生活を考えるとプロスポーツというからには、このゴルフの選手程度の金額はもらわないとうまくいっているとは言えないと思います。

450位と聞くとトップ10位からしたら、はるか彼方の数字に聞こえますが、前に書いた通り、メジャーリーグ(野球)では1軍に1200人の選手がいるので、そのトップ半分以上に入るわけですし、例えばアマチュアスポーツの夏季オリンピックでいえば、200近くの国や地域が参加してますから、単純に、世界450人/200国=2.25人と考えると確実に一国の代表選手レベルということです。


そんな状況の原因の1つ、そして逆に言えば打破できることの一つが前回書いたような選手の露出を増やす→ファンが増える→お金になる、という考えです。前回はすこし世界の話と日本の話が混ざってしまいましたが、状況は世界的、打破するのはやっぱり地道に、自分の応援する日本人選手たちから、というのがボクの個人的スタンスです。

もちろん世界的にテニスビジネスを変えようと思ったら、例えばグランドスラムのジェネラルアドミッションが$65程度という安さから変え始めてもいいと思います。世界最高峰の4大大会ですからね。そこにたどり着いた選手たちの試合を何試合も観て$65って安すぎません?$80だったとしても、誰も文句を言わないし、4大大会ですから$100でもいいのかも。もちろんその分はトップだけでなく、下の方の選手にも分配してほしいと思いますが。

他にもボクが思いつくだけでもお金を生めそうなところは沢山あります。有名なスポーツ評論家で同じようなことを言っている人も居ます。色々書き出すとキリがないのでとりあえず、長くなってきたのでまた次回に。(N)

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| テニスとビジネスとお金の話 | 19:55 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いつも拝見しています。(^^)

テニスの場合、野球、バスケ、ゴルフと比べ(全英などは除き)興行的にビジネスになりにくいのも要因かと思いますね。
野球、バスケはホームスタジアムなどがあり定型的にファンが集まりやすく、ゴルフなら広いゴルフ場に何万人もお客さんを入れることが可能です。まぁ、ゴルフの場合はテレビとかの露出も多いので興行的にも費用対効果が高いのでしょうね。
テニスの選手、試合の露出を高めていくことに賛同します(^^)

| コバテツ | 2015/11/03 15:01 | URL |

世界でのテニスの状況、よく分かりました。
フェデラーやジョコビッチがスポーツ選手の番付にのってても、
全体ではまだまだという事ですね。
勉強不足でした、失礼しました(汗)

ただ日本では、これからいい方向に向かうんではないかと勝手に思ってます。
錦織選手目当ての一過性のものではなく、テニスの観戦文化が根付き始めているのではないかと。
自分の周りでもテニス観るの面白いと言う人が増えています。

そんな中でテニス関係者の方々が観客のマナーに対して、
余りにも煩く言い過ぎではないかとも感じています。
スペインやフランスの様に、自国選手の対戦相手にブーイングを浴びせる様な
マナー違反がある訳ではなく、つい錦織選手を応援し過ぎてるぐらいだと思います。
実際、今年の楽天でも相手選手のいいプレーに拍手を送る方も大勢いました。
AIGの頃から観戦してる者としては、平日にチケットが完売する状況は
感謝こそすれ批判なんて出来ないんではないでかと思ってしまいます。

鈴木貴男選手はテレビの解説では飽き足らず、雑誌のコラムでも丸々観客の批判をされてました。
ガラガラでいいから分かってる人だけ来て欲しいとでも言いたいんでしょうか。

長々失礼しましたが、日本でも世界でもテニスがより良い方向に行って欲しいと願っています。

| EZONE | 2015/11/04 04:13 | URL |

逆にできる事も

コバテツさん

ブログチェック&コメントありがとうございます。最近テニスだけでもプレーしたり、観たり、話したりで、その上Tシャツ作り&販売まで始めているので初めてなのもあって、書くのが後回しになりつつあります。。早めの師走でしょうか(笑)

確かに現状を考えると隣の芝生は青く見えるんですが、逆にテニスだからできる事も沢山あると思うんですよね。例えば、テニスはコートが狭めでプレー人数が少ないので、定点カメラ1つでほとんど試合が観れてしまいます。詳しい技術の事はわかりませんが、ニコ動(でしたっけ?)のように個人で生放送を流せる時代ですから、ITF会場のフェンスの上の方にカメラを一つ設置すれば試合がネットで流せてしまいます。小さい会場の利点を生かして、頭すこし上ぐらいの高さに設置すれば、自分でプレーするのにより近い臨場感が味わえます。

少しでも映像が増えて、いろんな選手を観られるような環境ができてくれば、各レベルでのファンも増えるし、スポンサーも宣伝広告しやすくなると思うんですよね。

単に、いちテニスファンが口ごもって書いているだけでなく、なんとか本当に変化につながるようにしたいと思ってます!

| N | 2015/11/09 11:15 | URL |

マナー批判?!

EZONEさん

そうでしたかー。でも、コメントいただいて、テニスを観ている人でもそう思う、という事がわかってよかったです。

確かにwowowの加入者が増えたとニュースになるぐらいですもんね、錦織ブームが続いてテニス全体がもっと盛り上がることを期待しちゃいます。その波を逃さないようにしないといけないですね。

鈴木貴男はテレビでそんなこと言ってるんですか?!人それぞれ色々思うところはあってその考えを発言するのは良いと思うんですが、そんな盛り下げるようなことを言わなくても、他にもっと伝えたら良いこと、たっくさんあると思うんですけどね。ボクは松岡修造スタイルが好きです。彼の応援は鈴木貴男的にはいいんですかね?(笑)

現代のテニスは、昔のように紳士淑女のスポーツとは言っていられないほど激しくなってきています。応援だってスタイルが変わってもいいんじゃないでしょうか。拍手だとどっちの相手に送っているのかわからないので「ミスに拍手を送る」と取られかねないですが、声を出して応援しちゃえばいいかもしれませんね。「錦織、惜しい!」とか。ボクはかなりそっち派です(笑)。海外だと鼓舞の手叩きもありますし。"Let's go Kei!!" パンパン!みたいな。ペットボトル両手にバンバン(日本式)はさすがに外でみたことないですけど(笑)。

| N | 2015/11/09 11:39 | URL |















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