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間違っているプロ選手 テニスもAKBもグラビアアイドルも同じ

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クビトバ @ 2016全米オープン(Photo by Mayu)


敢えてキャッチーなタイトルにしてみました。数年前から書きたかったんですが、タイミングや書き方を考えているうちに余りに時間がすぎたので、深く考えずにそのままいきます。

テニス選手だけじゃなく多くの個人プロスポーツ選手が分かっていない、間違っている、とボクが思っていることです。

プロスポーツはショービジネスです。テニスを見せることはもちろん、選手としてテニスを追求する「姿をファンに見せる」ことが仕事です。見せるのは決して試合だけではありません。練習はもちろん、発言、ツアー生活=場合によってはプライベートを見せることも含まれてきます。

アマチュアテニス選手はテニスを追求し、より上手く、より強くなって上を目指すだけでいいと思いますが、プロとして活動する以上、テニスが強いだけではプロではないし、それだけでプロを公言していたら、大きな勘違いをしていると思います。プロテニス選手は、テニスをしてお金をもらうのではなく、テニスをする「姿を見せること」でお金をもらうのが仕事です。そういう意味ではアマチュアの延長線上にはプロはないということです。

自分の姿をファンに見せることでお金をもらうのは、テニス選手もAKBもグラビアアイドルもなんら変わりません。世界のトップテニス選手や世界的に有名な俳優は、試合や映画といった一番メインな舞台で活躍するだけでその大半の仕事を終えることができる特別なほんの一握りの人たちです。それが一般的なプロの姿ではありません。

全国区のTVに出られないグラビアアイドルは、例えば地方のパチンコ店をまわって自分の姿を見せて、ファンをつくり写真集を売らなければいけません。また、その活動を今の時代ならブログやFB、インスタなどを使ってファンに伝えることで、結果的にファンがその姿を見たり聞いたりすることにお金を使ってくれてプロとしての活動につながります。

つまり、テニスプロである以上、日々テニスに対してどう追求しているか、その晴れ舞台である試合でどう活躍したかをファンやサポーターに見せ、そして伝えることが仕事なんです。伝えなければ仕事をしていない、ということです。プロではなくてアマチュアということです。

自分で伝えなくてもTVをはじめとしてメディアが、そしてマネージャーが伝えてくれるような人たちは一部で、それができなければ自分でやるしかないんです。もしくは家族や友人、熱烈なサポーターでやってくれる人を探すしかないんです。それがスポーツと言えど、プロの世界です。

選手の多くは、スポンサーという経済支援をしてくれる大きなサポーターをつけています。そうなれば、そのスポンサーへ自分の姿を見せることは最低限の仕事です。一般の会社員が当たり前のように日々の仕事を上司や会社に報告するように、活動費を持ってくれている支援者への報告は基本的な仕事です。

今の時代、ブログやSNSは苦手で、と言い訳して自分の姿を世界に伝えようとしない選手は、プロとアマの違いを理解していない証拠だと思います。テニス選手の晴れ舞台である試合にいつどこで参戦するのかスケジュールすら伝えられない選手は、自分の姿を見てもらいたいというプロ意識がかけていると言わざるを得ません。

錦織圭、土居美咲、伊達公子でさえ、自分でブログを通して伝えています。それはトップ選手だからではなく、プロだからやっているんです。応援される反面、自分達よりはるかにテニスが下手な一般のファンから、あれが悪いこれが悪い、と言われる対象がプロなのです。

ランキングが低ければ自然と、TVや雑誌などの一般メディアが取り上げてくれる機会が減ります。もちろん練習をして実力&ランキングをあげて嫌でも取り上げさせるのがベストですが、それはあくまで手段の1つです。

それとは別に、自分を伝え、それに共感してくれるサポーターを増やし、その中から新たなスポンサーに出会うことで、コーチがつけられるようになってテニスが変わり、ランキングが上がる可能性だってあるわけです。単純に試合を見に来てくれるファンが増えて、試合中落ちた時に奮起するきっかけになる場合だってあります。応援をうまく使って試合をするのもプロとしての技量の一部だと思います。ネットがある今の時代、手段は確実に増えています。

正直、アメリカを始め世界の選手がどれほどそういう「見せる」ことに重きを置いてプロ活動しているかわかりません。ただ少なくともアメリカには「生活が支えられなければ仕事にはできない」とプロの実力があってもツアープロにならない選手はかなり大量にいます。プロとしてやる以上必要なな収入が得られなければいけない、ということをシビアに考える風潮があります。

テニスがあまり盛んでない国のトップ選手は、ランキングが多少低かったとしてもその国では英雄です。多くの人に喜びを与え、その結果、尊敬も得られるしお金も得られます。その選手は十分にテニスプロです。プロにおいてランキングは所詮一つのモノサシに過ぎないんです。

プロに対してスポンサーが直接お金を払ったり、ファンが間接的にお金を払ったりするのは、その選手という「人」に対して払うのであって、上手いテニスを観たから払うのではない、ということをプロ選手には良く理解してほしいと思います。またプロを目指すジュニアを指導する大人は、そんなアマとプロの違いをきちんと理解していなければいけないし、それを教える義務があります。プロは伝えることを忘れてはいけないのです。(N)


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| テニスとビジネスとお金の話 | 12:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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