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アンダーアーマーが大学スポーツで15年315億円のスポンサー契約

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現在活躍中の柴原瑛菜選手が籍を置く大学のスポーツチームが UCLA Bruins (ユーシーエルエー・ブルーインズ)です。

日本と違い、アメリカは1大学に所属するすべてのスポーツチームが同じ名前を共有します。普段その大学の生徒や卒業性を、スポーツ選手でなくても(チーム応援団という意味で?)、チーム名で呼ぶことすらあります。現在ATP31位のスティーブジョンソンはLAの有名私立USCの元選手なので、トロージャンズ。僕らのテニス仲間にも何人かトロージャンズがいます。

去年の5月に、その UCLA Bruins がアンダーアーマーと15年 $280-million のスポンサー契約を結んだとニュースが流れました。もちろんNCAA史上最大の契約です。LAタイムズの記事はこちら。今年の夏で現アディダスは終了、9月からUAになります。

ずっとこのニュースのことを書きたかったんですが、それは、いかにアメリカの大学スポーツが、経済効果を生んでいるか、つまりお金を動かしているか、ということをお伝えしたかったからです。もちろん金額の差はでてくると思いますが、日本の大学スポーツもポテンシャルがあるということです。

また、テニスを含めたマイナーなプロスポーツもまだまだどこかにお金を作る術がある、もしくはヒントが潜んでいると思っているからです。テニスがビジネスとして失敗しているという話は以前の記事で。


$280-million は現在のレートで計算すると約315億円です。ただ、この記事では計算がしやすいので、去年2016年中頃の $1=100円 のレートを使って書いてきますね。つまりスポンサー料は15年で280億円。

このスポンサー料はもちろん大学に入るのであって、選手に直接渡るわけではないです。ただそれを踏まえて、敢えて単純計算してみると、280億円/15年/700人(UCLAの学生アスリート数)=約267万円/選手にもなります。ウェア&道具の契約だけでですよ!

世界的ブランド名や大きい数字から出してしまったので、既に感覚がずれてきてるかもしれませんが、これって、例えば日本では一橋大学のテニス部の選手がウェア&靴の契約で年間267万円のスポンサー料をもらっている、というのと同じです。実情は(多分ですが)スポンサー料を貰うどころか、ウェア&道具を買うのに年間20万円ぐらい使ってるんじゃないでしょうか。UCLAは学業も優秀ですし、スポーツも強いですがアメリカの数ある優秀校の1校であって、唯一の特別校という程ではありません。

UCLAの選手にはスポンサー料等のキャッシュが直接入ることはありませんが、選手としての活動費、道具や寮、施設の使用料、そして学生としての学費等、大雑把な話で年間1000万円近く大学から貰っていることになると思います。4年間通ったら4000万円ですね。それを部分的にサポートしているのがこういったスポンサー料です。また寄付も大きいですね。UCLAの女子テニスチームの寄付者にはピート・サンプラスが名を連ねます(お姉さんが監督ですからね)。

話をUA契約の記事に戻すと、実際そのスポンサー料は、最初に15億円が支払われ、そこから毎年約11億円が支払われていきます。それにプラスされ毎年約7.4億円分のウェア、靴、用具等が支給され、また8年間は毎年2億円が施設のリノベーションに支払われる、という契約です。(あれ?それを全部足すと280億円どころじゃないですね。)

ちなみに同じ記事によると、契約金の2位は、現在小和瀬望帆選手が在籍しているオハイオ州大学がナイキと結んだ250億円です。

そんなお金が選手にどういった環境をもたらしているかは、以前載せた、小和瀬麻帆さんのインタビュー記事を読んでみてください。

もちろん、こういうスポンサー契約においてはやっぱり人気のバスケットボールやアメリカンフットボールがメインの競技であることは間違えありません。TVでの放映も毎試合しっかりされますからね。そういう人気スポーツとマイナースポーツをまとめることで、マイナー競技にも同じような環境が整えられているのです。

ここではその「傘」が大学ですが、グループの作り方はいろいろ他にもあります。解りやすい例えでは、阪神タイガースがマイナースポーツ選手を同じスポーツチームとして売り込んで、サポートしてもいいんじゃないかと思ったりもしています。タイガースのゴルフ選手とか、タイガースのバドミントンプロとか、もちろんテニスプロとか。例えばですけどね。

日本の人口はアメリカの人口の約半分です。アメリカの大学テニス選手が得られる待遇の半分のポテンシャルは日本の大学テニス選手にもあるんですよ。もちろん現在の差は大きいですけど、やり方次第で埋められる差だと思っています。でもやらないと埋まらないですけどね。

大学生アスリートで可能なんですからプロももちろんやり方は色々です。いろんなマイナースポーツプロでまとまってチームを作って、一緒に営業/売り込みをしてもいいかもしれないです。異競技交流なんて楽しそうじゃないですか?(笑)そんな個々の話はまた追って書いていきますね。でも、とにかくテニスももっとお金が動くポテンシャルがあるのにななんて現状をみて思っています!(N)

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余談ですが、アンダーアーマーってこんな普通の洋服も作ってるんですねー。

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