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アシックスとかスポーツウェアとか機能とかLAのファッションとか

PumaShoe01.jpg
後ろにプーマの箱がなければどこの靴だかすらわからないし、これでスポーツができるかは逆に不安になる街中なイマドキデザイン。


1週間ぐらい前に日経新聞で「アシックス、求められる五輪ウエアに負けない成果 」という記事を読みました(有料会員限定記事なのでリンクできず)。記事の趣旨は、アシックスが平昌ウェアを提供して目立っていたけれど会社として低迷していて、東京五輪国内最高位スポンサーとしてこれから頑張らないと、というもの。記事の趣旨には「そうか〜」程度の感想で終わりなんですが、気になったののは

「競技志向からカジュアルに向かう消費行動の変化に対応しきれず、投資家の期待に応える業績を上げられなかった。」
「スポーツウエアを普段着としても使う「アスレジャー」と呼ばれるカジュアルなデザインが世界で流行、米ナイキや独アディダスなどに比べ品ぞろえが遅れた。五輪でも見られるアシックスが得意な高額な競技志向のシューズやウエアは押されてしまった。」
という部分。

アスレジャーなんていう言葉は初めて聞いたし、なんかしっくりいかないですけど、普段街でスポーツウェアを着る流行は確実にここLAでは顕著です。ヨガウェアブームがスポーツウェア全般に波及した感じ。モールで10人の女性を見かけたら確実に9人はレギンスのみにシャツ&上着+スニーカーです。

その中でももちろん、本当にヨガとか公園でジョギングしてきた様な格好の人もいれば、もう少しおしゃれ着寄りな人もいます。LAではこんな感じの格好をしてる女性だらけです(写真がないのでリンク先の写真で)。

確かにナイキなんかはそういう普段着ウェア路線を早くから取り入れてました。スポーツブランドとしては後発のアンダーアーマーもそうかも。だから品揃えは多いです。でもね、アシックスが低迷したのって品揃えじゃないでしょ??イメージでしょ??

ナイキはそもそも会社自体がアシックスの技術にデザインをプラスして始まったわけだし、ずっと昔にスーパースターのマイケルジョーダンから気に入られコラボしてきたりと、それはそれは昔から、スポーツウェア/道具屋さんではなくてファッション屋さんとしてやって来ました。新参もののアンダーアーマーだってマッチョな力強いイメージをつくってきました。


UnderArmourJacket.jpg


それに対してアシックスの作って来たイメージは、とにかく技術。すごくかっこいいんですよ。硬派。だからLAでもUSTAの試合に行けば、今時アディダスよりよっぽどアシックスの靴を履いている人の方が多いぐらい。少し前にNYのマラソンランナーの6割がアシックスを履いていたなんてニュースが流れたりするわけです。

ボク個人的にはアシックスは会社なんて大成長させないでいいから、ちょっとニッチな、競技系メーカーで良いんじゃないかと思うんですよね。選手には大人気、みたいな。そっちの方が逆にかっこいい。なのに、、

「重要なのは五輪効果を一時的なものにしないことだ。まず昨夏から国内外の直営店で模様替えを始めている。アパレル店のような外観にして若い人が来店しやすくしようという取り組みだ。看板や靴箱はこれまで紺一色だったが、水色やピンクなど4色でカラフルにした」

え??そこ??仮に最低でも20年の遅れをとって、いまからカジュアル路線に舵をきったとしても、まず店の模様替えですか??それは大きく間違ってる気がします。カジュアルなんだからアイコンでしょう。やっぱり。この人が履いてるよ、みたいな。

ナイキ&ジョーダンの様な、スーパースター選手と今から関係を作るのは残念ながら遅い。そうなったらやっぱり世界的セレブとのコラボ。アディダスがカニエ・ウェストとコラボしたのは、世界的ミュージシャンカニエだけの影響力に終わらず、今やカダシアンファミリーの世界的セレブ爆発力がバックにありますからね。チャラいですよ。でもそれがカジュアルファッションの世界ですからねー。

オニツカタイガーの復刻系デザインとか、新しいデザインとか、カッコいいですよ。でも、まず、名前がアシックスじゃないし。。ロゴは一緒だけど、やっぱりね、世界的知名度としては名前が別ってマイナスですよ。キルビルに出て来てましたけど、それって昔の、それも一瞬の話だし。知ってる人は知ってる的なのって、カジュアルじゃないですから。少数派のカッコよさですから。

オニツカタイガーはコラボもしてるんですよ。でもイタリアのデザイナー、ANDREA POMPILIO(アンドレア・ポンピリオ)と。このデザイナー好きな人は知ってるんでしょうけど、少なくとも一般人のボクは初耳でした。間違えないのは、世界的カジュアル層が知ってる人ではないです。誰か有名なセレブに気に入られるのを待ってるとしたら、そんな弱腰じゃだめでしょ。。

やっぱり、誰がなんと言っても、人の第一印象ってまずは顔なんですよ。中身じゃなくて。わかりますよ、人は中身だ、って。でも、その真実というか理想にぶら下がりすぎなのが日本人の傾向な気がします。日本人=日本ブランド。

これ、最近デザインのサイトにたまたま取り上げられてた自動的に温度調節をしてくれるスマートジャケット。ぱっと見地味。でも何が違うって第一印象。なぜかと言うと、MITの学生がやってるから。MITと言うだけでテクノロジーの最先端な感じがするじゃないですか?実際この生徒、大したことがないかもしれないんですよ。でもみちゃう(笑)。で、裏側にある通気口みたいなのが渋い中でちょっと目立つデザイン。いかにもそこから温めてくれそうです。そのいかにもに見えるところが重要です。そして名前はスマートジャケットとイマドキだし。技術は実は大したことないかもしれない。そもそもこの辺の技術はすごく微妙な違いだと思うので。だけど良さそうに見えてくるんです。

そういう技術面ではユニクロのヒートテックの方がよっぽど優れてるかもしれません(LAに住んでるのでお世話になったことがなくて。。)。でも、ヒートテックという名前もぱっとしないし、見た目は無地の下着で地味。その上出してるのはユニクロという、世界的にはまだまだな知名度。ヒートテックの良さを示すイメージがまったくないんです。「ものがいいから使ってもらえれば分かる」戦法なのかもしれませんけど日本人以外から良さを聞いたことはありません。

ヒートテックのコンセプトが一見して解る様な、派手な、いかにもな広告用デザインの商品を作って、機能が売りなんですから、例えば世界的有名冒険家とか、冬のスポーツ選手とか、もしかしたら肉体労働者とかを使ってイメージを作れば違ったかもしれません。安直ですけどショーンホワイトなんて派手でいいじゃないですか(笑)。ショーンが滑り終えてジャケットのジッパー下ろしたら中には派手なヒートデックだけ、みたいな(笑)。実際に売る商品はそれである必要はないんです。シリーズの広告商品なんだから。

世界的な19世紀の建築家、ルイス・サリヴァンの有名な言葉に「形は機能に従う。(form follows function. )」というものがあります。でも、機能から滲み出た形で終わり、という意味でもありません。その機能の意図を伝えるためにそれを増幅させたり、飾る必要もでてくるのです。


今日は近くのモール、ザ・グローブで、マリア・シャラポアがナイキとコラボした靴の発表をシャラポアがするそうです。靴、ピンクで可愛らしいですよ。でも、これ、ボクがデザインしてたらダメでしょうね。世界的美女アスリートのシャラポアだから良いんです(笑)。(N)

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